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このブログのカテゴリにもあるけど、ネット検索してると時々見かけるようになってきた「動物福祉」って言葉。

ぼんやりと知ってはいるけど、詳しくはわかりません…

そんな人、けっこう多いんじゃないかなって思います。
でも、犬に限らず、猫やその他動物をペットとして飼っているなら、
これはぜひ正しく知っておいて欲しいことなんです。
そこで今回は、特に犬にとっての「動物福祉」について詳しくお話します。

日本は「動物愛護後進国」です。皮肉を込めて「ペット大国」って言われてしまうくらい。
一人一人がこの「動物福祉」を意識することで、現状を変えていきましょう。
目次
動物福祉とは
動物福祉とはanimal welfare(アニマルウェルフェア)の訳語として使われています。

以前はそのままカタカナ表記することが多かったんですけど、少し前からこの単語を使うことが増えて来ました。
welfareは、幸福とか、安心、安全などを意味する単語です。
昔は人間についてのみ語られてたんですが、1965年イギリスで畜産動物の福祉原則として、
「5つの自由」(後述)が提唱されました。
この原則は国際的にも認知されるようになり、2004年国際獣疫事務局(OIE)総会において、
「動物福祉の原則に関する指針」として採択されるに至りました。
動物福祉の対象になるのはなにも畜産動物に限らず、人が利用する動物も含まれるので、
コンパニオンアニマルも関係するし、また国境を超えたグローバルな基準であるということが重要です。

日本には日本のやり方が~…とか言ってる場合じゃないってことですね。

このグローバルなやり方を取り入れないと、日本はいつまでたっても「ペット大国」なんて皮肉を言われるんです。
「5つの自由」について
動物福祉の原則である「5つの自由」とは以下の通りです。
- 飢えと渇きからの自由
- 不快からの自由
- 痛み・傷害・病気からの自由
- 恐怖や抑圧からの自由
- 正常な行動を表現する自由
では、それぞれについて詳しく説明していきましょう。
1、飢えと渇きからの自由
その種と個体に合った、適正な食餌を与えるということです。

飼い主は栄養が不足しないように、また栄養過多のせいで病気にならないように、
注意してあげないといけません。
いつも水が飲めるようにするというのはもちろんだし、ドライフードを食べさせている場合は、
食品に含まれている水分量が少ないので、スープをかけたりふやかしたりなどの工夫が必要です。
2、不快からの自由
飼育環境が適正かどうかということです。
犬や猫のコンパニオンアニマルは室内飼育が基本です。
その場合に、掃除が出来ているか、十分な広さがあるか(猫でも1頭あたり4畳ほど、大型犬で6畳強の広さで、立ち上がっても頭がぶつからないこと)、
自然光が入るか、新鮮な空気を吸うことが出来るか、種に適した室温に保たれているかなど、飼い主は気遣ってあげる必要があります。

日本でいまだに当たり前のサークル閉じ込め飼いっていうのは、
この不快からの自由に反していることになります。
痛み・傷害・病気からの自由
怪我や病気に注意して、早期発見・治療を行うというだけでなく、人が痛みを与えるようなことをしないってことです。
特に犬の場合、首に痛みを与えるチョークチェーンやハーフチェーン、電気ショックカラーなどの道具の使用だけでなく、
リードを強く引いてショックを与えることや、体罰なども含まれます。

以前やっていたテレビチャンピオンなどでは、人に飛びつく犬に対して足払いをかけているトレーナーがいたけど、
こういうのも痛みを与える行為になります。
恐怖や抑圧からの自由
動物を怖がらせるようなことはしないってことです。
人間にとっては怖くなくても、動物にとっては怖いってことはたくさんあります。
動物が恐怖を感じることを適切に避けてあげて、悪いストレスがかからないように気をつけてあげます。

これが一番軽視されやすいような気がするんですよね。
特に犬は、強制訓練によって簡単にこの状態に陥るので、それを飼い主もトレーナーも気づいてないことが多いです。
それどころか、ストレスを抱えてい用が、カーミングシグナルを出していようが、
問題行動がなおればそれでいいって人もいます。
でも、問題行動がなおったとしても、犬の福祉こそが大切なのであって、そこに恐怖やストレスがあっちゃいけないのです。
ただでさえ人間都合でストレスをためがちな犬には、日常生活の中のストレスを、出来る限り取り除いてあげたいものですね。
5、正常な行動を表現する自由
習性にかなった行動をさせてあげるってことです。

日本ではこれがまた難しいんですよね。
「犬の習性」を大切にしてあげるというなら、人や犬と十分に接触させて、隔離もせず、長時間の留守番やサークル閉じ込めもしないで、
ノーリードでの自由運動を楽しみ、他の犬とコミュニケーションをとって、穴掘りをしたり動くものを追いかけたり、
犬らしい遊びや探索をする、などをさせてあげる必要があります。
でも、これが十分に出来る犬っていうのは日本には少ないです。
わたしも地元に帰って来て、さらに無職になってやっと犬たちにこれを満たした生活をさせてあげることが出来るようになりました。
都会で暮らしているとまず無理なことかもしれないけど、それでも飼い主として、
犬たちが可能な限り習性にのっとった生活が出来るように最大限の努力をすべきです。
【犬の習性を利用したしつけについて詳しくはコチラ】
「犬の習性を利用したしつけ」を正しく理解しよう
「動物福祉」を一人一人が意識しよう
日本ではまだまだ「動物福祉」が軽視されがちです。
日本には日本のやり方があると動物福祉を無視した訓練をしたり、都合が悪いと見て見ぬふりをする人がいるけど、
「動物福祉」は世界共通のものです。

そもそも犬への接し方が国によって違うのはおかしいですよね。
日本がペット後進国である理由はここにあります。
犬に限らず、動物と暮らすのなら一人一人が「動物福祉」についてきちんと考えて、もっと意識すべきなんです。

そうしないといつまでたっても日本は、「ペット大国」なんて皮肉を込めて呼ばれ続けてしまいますよ。
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