学生時代、助けられなかったボーダーコリーの話




動物福祉

いつも見て下さってありがとうございます!コメント、リツイート、応援クリックとっても励みになります♪嬉しいです(*^-^*)

初めての方はコチラ⇒このブログについて「登場人(犬)物紹介」

まったり犬育についてはコチラ⇒『まったり犬育』のススメ

 

ブログ村読者登録をしていただくと、
更新通知が届きます♪
よろしければぜひ登録お願いします!

↓ ↓ ↓

まったりどっぐDIARY - にほんブログ村

 

この記事は2018年3月に旧ブログに掲載したものを、加筆・リライトしています。

 

皆様、先日の記事にたくさんの愛の一票、ありがとうございました。

ボーダーコリーとして生まれてきたのに、ボーダーコリーの魅力を何一つ愛されることなく、
虹の橋に行ってしまったボーダー君にも、皆様の思いが届いているのではないかと思います。

 

さて、先日に引き続き、今回もちょっと暗めのお話です。

わたしには、どうしても忘れられないボーダーコリーがいます。

わたしが犬のトレーニングの専門学生だった時に出会った子です。

ランくん。4歳。男の子。
愛称はらーちゃんです。

 

わたしの学校では、犬のトレーニング系の学科では、近隣の一般飼い主さんから愛犬をお預かりして、
学校の授業でトレーニングしていました。
学生一人につき、学科によっても違ったけど、だいたい3~15頭ほどのトレーニングを担当します。

わたしは学生だった3年間で、全部で13頭のトレーニングを担当しました。

 

らーちゃんは、わたしが2年生の途中で担当し始めた子でした。

当時のらーちゃんは、昨日の記事のボーダー君と全く同じ状態でした。

人と見れば誰彼かまわず噛む。
カーミングシグナルも呼び動作もなし。
人は全て攻撃する対象。

いつもマックスに興奮してて、息は荒く目は血走ってて、極度の興奮のせいで泡を吹いて一時的に歩けなくなる、なんてこともありました。

 

担当している犬たちは、飼い主さんが学校まで連れて来てくれるか、学生が家までお迎えに行くパターンのどっちかなんだけど、
らーちゃんはお迎えに行くパターンの子でした。

飼い主さんの自宅は庭付きの一戸建てだったんだけど、庭の、家から一番遠い位置にフェンスを張り巡らせて、日よけや雨除けもなく、
野ざらし状態で飼われていました。
おまけに排泄物の処理もしてないので、臭いがひどい…

らーちゃんはそこで、狂ったように吠えてました。

飼い主がまたらーちゃんに無関心な人で、普通ならお迎えの時に挨拶するし、お返しの時に今日どんなことをしたかとか話すのだけど、
勝手に連れてって勝手に返してくれって言われた時には驚きました。

そのことから、ああこの子は普段から家族に無視されてる子なんだなってことがわかりました。
だからこんな風になってしまったんだなって。

 

とにかく噛まれて服は穴だらけで、手も何度も血だらけになるまで噛まれました。
軍手なしじゃ近寄れないほどでした。

ドッグトレーニングの授業なので、オスワリとかフセとか、オビディエンストレーニングをやるのが普通だけど、
そんなことできたもんじゃなかったので、まずは一緒にゆっくりお散歩することから始めました。
幸い、らーちゃんが受ける授業の担当講師は、らーちゃんのような子にトレーニングは逆効果だという考えの人でした。

何もせず、ただ一緒にいる、という時間を過ごすうちに、だんだんと、らーちゃんの顔が穏やかになっていくのがわかりました。
相変わらず人は攻撃するけど、わたしには強く噛まないようになりました。
噛むというより、ちょっと手をくわえて、わたしの反応を見てるようでした。

すぐ隣に座れるようになり、寄り添って座れるようになり、背中を撫でられるようになりました。

週1回の授業じゃ足りなかったので、休みの日もらーちゃんを連れて学校に行き、一緒に過ごしました。

完全に軍手を外して一緒にいられるようになるまでに1年かかりました。
その頃にはらーちゃん、わたしが迎えに行くと大喜びで尻尾を振って、大歓迎してくれるようになりました。

飼い主さんが「ぜったいに無理だ」って言ってたブラッシングも、足拭きも、爪切りもできるようになったし、
念願だったシャンプーもできるようになりました。

授業の前にちょっとお散歩するのを楽しみにしてたし、ちょっとずつ、オスワリやフセ、簡単なことを覚えていきました。

 

こんなにいい子になったのに、それでも飼い主さんは無関心なままでした。
飼い主さんが無関心なままだと、犬だって心を開かないのに。
そもそも、あんなひどい状態のらーちゃんを、プロのトレーナーじゃなく、ひよっこどころかまだ卵の学生にトレーニングを頼んだ時点で、
できる限り手間もお金も時間もかけたくなかったんだろうなあって思います。

 

らーちゃんが同級生たちからも可愛いって言われて、撫でてもらえるようななった頃、わたしはあと半年足らずで卒業しないといけませんでした。
何より心残りだったらーちゃん。
卒業してしまったら、当たり前だけどトレーニングなんてもうできないし、また出会った頃に逆戻りしてしまうかもしれないと思いました。

そんなわたしに飼い主さんが一言。

「引き取ってくれたらいいのに」

って。結構本気な感じで。

もともと卒業して社会人になったら、ボーダーコリーを飼おうと思っていました。
飼い主さんがいいって言うなら、らーちゃんを引き取ろう!
無関心な飼い主さんのもとにいるより、わたしのほうが幸せにしてあげられる!
って思いました。

 

今思うと、卒業と同時に引き取ればよかったって思います。
中型犬可のアパート見つけたんだし、仕事に慣れるまでなんて言わないで、すぐにでも引き取ればよかったなって。

今なら迷わずそうするけど、当時のわたしは卒業後の生活の不安が大きくて、どうしてもすぐに引き取ろうって思えませんでした。

 

わたしが卒業した後、新しくらーちゃんの担当をしてくれることになったのが、先日の記事に登場した後輩です。
ボーダー君を見て見ぬふりできなかったのも、らーちゃんのことがあったからだそうです。

卒業までの半年間、後輩にも慣れてもらおうと、らーちゃんのお迎えに一緒に行ったり、お散歩の時も一緒に来てもらってリードを持ってもらったり、
わたしがいなくなって急に担当が変わって、らーちゃんが混乱しないようにしました。

おかげでらーちゃんも後輩には懐いて、わたしもちょっと心が軽くなって卒業できました。

 

社会人になって、初めての仕事で、慣れない環境で大変でも、少しでも早くらーちゃんを引き取ろうという気持ちがあったから頑張れました。

学校のほうでも授業が始まり、後輩が初めて一人でらーちゃんのお迎えに行っても、らーちゃんはちゃんと学校まで歩いてくれた、
でもちょっと寂しそうだったと連絡がありました。

 

そのうち様子を見に行こうと思っていた矢先のことです。

朝一で後輩が泣きながら連絡してきました。

らーちゃんが死んでいると。

いつものように迎えに行ったら、庭で死んでいるのを後輩が見つけたそうです。

飼い主さんは出かけていて、電話にも出なかったのでパニくった後輩、何を思ったのか警察に「犬が死んでる!」と通報。
そのあと学校に連絡し、学校から飼い主に連絡をとったそうです。
「犬が死んでいるからすぐに帰るように」と言っても、仕事がどうこうと渋ったそうで、キレた先生が少し強めに
「早く帰らないと保健所に連絡することになります」と言ったらようやく帰ったそうです。

飼い主が帰って来るまで、後輩がずっとらーちゃんを抱きしめてくれてたそうです。

 

死因はわかりません。

もしかしたら、らーちゃん、わたしに見捨てられたって思ったかもしれない、なんて思いました。

こんなことになるなら、もっと早く引き取ってあげればよかったって、ずっと後悔してます。

あんな狭い場所で、隔離されて、家族のだれからも関心を向けられないで、どんなに辛く寂しかっただろうと思います。

 

らーちゃんも、ボーダー君も、この子たちは何も悪くないのい、どうしていつも犠牲になるのは犬なんだろうか。

いったいこの子たちが何をしたって言うんだろうか。

手がつけられない状態にしたのは飼い主なのに、その飼い主がなんの罰も受けないっていうのが納得いかない。

 

実はらーちゃんが亡くなって1か月後にのんちゃんが生まれました。
そののんちゃんを引き取る話がわたしのところにきたのが、偶然と言われてしまえば偶然かもしれないけど、
当時のわたしには偶然とは思えませんでした。

のんちゃんを引き取った頃から、それまで消えることのなかった、らーちゃんに噛まれた痕が薄くなって消えていきました。
それを見て、成仏というか、らーちゃんは本当に虹の橋に行ってしまったんだなって思いました。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

らーちゃんのことは、いまだに言葉にしようとするとうまく話せません。
文章だとなおさら、まとまりがないです。

言いたいことはただ一つ。

全てのボーダーコリーが、犬が、幸せである日が来ますように!!!

これだけ!

もうあんな思いをする子がいるのはいやだ!

 

 

▼最後まで読んで下さりありがとうございます(*^-^*)
お帰りのついでにポチッと応援お願いします!
にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村

ブログ村読者登録をしていただくと、
更新通知が届きます♪
よろしければぜひ登録お願いします!

↓ ↓ ↓

まったりどっぐDIARY - にほんブログ村

▽SNSフォローよろしくお願いします!

Twitterでは制作した漫画をいち早くアップしています↓

Instagramではのんちゃんとるーこの日常の写真をアップしています↓

▽ココナラに出品中です!
最短1日!かわいい愛犬の顔だけイラスト描きます SNSやブログをやっている愛犬家のあなたへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました