「カーミングシグナル」飼い主なら知っておきたい『犬の言葉』の正しい知識




カーミングシグナル

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愛犬と「意思疎通」が出来るようになり、
会話が出来るようになるには、以下のような手順を踏む必要があります。

 

  1. 『犬の言葉』であるカーミングシグナル・ボディシグナルについて学ぶ。
  2. 犬がどのようなシグナル、表情をしている時にどのような気持ちでいるのかを観察し、読み取れるようになる。
    》表情を見て犬の気持ちを読み取ろう!のんちゃんのサンプル写真で解説
  3. 犬の気持ちを理解するということについて理解する。
    》「犬の気持ち」を理解するってどういうこと?理解するにはどうすればいい?
  4. 犬の気持ちがわかるようになったら、それを聞き入れ配慮してあげる。
    》「犬の気持ち」が理解出来たら!その次にやるべきとっても重要なこと
  5. 自分自身が『犬の言葉』を正しく使えるよう、練習と実践あるのみ。
    》「練習」と「実践」あるのみ!犬との会話練習のコツ

 

 

第1回の今日は、犬の飼い主さんならぜひ知っておくべき、
「カーミングシグナル」というものについて詳しくお話します。

 

一般の飼い主さんの間にも知られてきてますけど、
イマイチよくわからないんですよね…

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

ネットでは色んな情報が氾濫してたり、
間違った情報が平然と正しいことのように
語られていたりしますからね。

 

 

そこで今回は、トゥーリッド・ルーガス著
『カーミング・シグナル』の英語版第2版
“On Talking Terms Dogs:Calming Signals”
を引っ張り出してきて、学生の時必死に翻訳したルーズリーフ片手に
自分の勉強のためにもう一度読み直してみました。

 

日本ではテリー・ライアンが監修した英語版初版からの翻訳が出版されてますけど、
これは写真が全くないので、文章だけで犬のシグナルを理解するのは
とっても難しいです。

 

その点、英語版第2版には説明付きでわかりやすいカラー写真がたくさん掲載されていて、
しかも次の4章が追加されてます。

  • 第5章 実際のハンドリングやトレーニングでのシグナルの活用
  • 第6章 犬が言葉を失ったらどうなるか
  • 第7章 仔犬がカーミングシグナルを使い始める時期
  • 第8章 リーダーの立場と親の立場

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

少し前に発売された本ではありますけど、
いまだにこれほど犬のカーミングシグナルについて
詳しく書いてある本は見たことないです!

 

今回は、このトゥーリッド・ルーガス著『カーミング・シグナル』をもとに、
犬のカーミングシグナルについて詳しくお話します。

 

 

「カーミングシグナル」はルーガス氏の命名

まず、「カーミングシグナル」という言葉は
ルーガス氏が作った言葉です。

 

それまではオオカミのボディランゲージの研究においては、
相手の攻撃性を断ち切るシグナルという意味で、
「カットオフ・シグナル」という言葉が使われていました。

 

 

しかし、犬の場合は攻撃を断ち切るためというより、
相手からの攻撃を防ぐために、攻撃を仕掛けようとしている相手を落ち着かせるためのシグナル
という意味で「カーミングシグナル」のほうがふさわしいということになったんです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

確かにオオカミの行動学の本ではたいてい「カットオフ・シグナル」
という言葉が使われていますが、犬に限って言うなら「カーミングシグナル」のほうが
適切なんじゃないかとわたしも思います。

 

 

犬と人とのコミュニケーション手段でもある

カーミングシグナルは人や犬からの威嚇を避け、不安、恐怖、騒音や不快な物事への反応を沈静化する(カームダウンする)ことにより、初期段階でハプニングを予防するために用いられる。(p.1)

カーミングシグナルは、犬がストレスや不安を感じた時に自分を落ち着かせるためにも使うし、
また他の犬を安心させたり、敵意がないことを知らせるためにも使います。

 

また、他の犬や人と友達になるためにも使います。

 

たんに犬同士のコミュニケーションの手段ってわけじゃなくて、
犬と人とのコミュニケーションの手段でもあるんですね。

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

そうですね。とっても重要なことです。

 

カーミングシグナルを理解することは
犬の気持ちをより深く理解するための第一歩でもあり、
犬とコミュニケーションをとり、仲間として認めてもらうためにも
必要不可欠なものなんです。

 

 

カーミングシグナルの種類

カーミングシグナルの種類については、
これまでに28~29種が確認されてきたそうです。

 

その一例として以下のようなものが挙げられます。

 

  1. 顔をそむける
  2. 目を細める
  3. 体をそらす
  4. 鼻をなめる
  5. フリーズする
  6. ゆっくり歩く、ゆっくりした動作をする
  7. プレイバウ(遊びに誘うお辞儀)
  8. 座る
  9. 伏せる
  10. 欠伸する
  11. においを嗅ぐ
  12. カーブを切る
  13. スプリッティング(犬と犬との間に割って入る)
  14. しっぽを振る
  15. その他(前足を上げる、お腹を出すなど)

 

誤解されやすいシグナル

これらのカーミングシグナルの中には、
人間に誤解されやすいものがいくつかあります。

 

代表的なものをご紹介します。

 

お腹を出す=服従?安心できる?

いまだに、犬が飼い主にお腹を見せるのは
「服従のサイン」だとするトレーナーやしつけ本、
サイトがいくつもあります。

 

仰向け抱っこしろなんてよく言われますもんね。

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

お腹を見せるという犬の行動は決して服従心を
飼い主に示しているわけではありません。

 

犬が他犬や飼い主に対してお腹を見せるというのは
「落ち着いて」という意味の強めのカーミングシグナルです。

 

 

例えば、ドッグランで執拗に追いかけて来る興奮している犬に対して、
追いかけられている犬がお腹を見せて「落ち着いて」と言っている光景はよく見られるものです。

 

怒っていたり厳しい態度をとる飼い主に対してお腹を見せるのは、
服従しているわけじゃなくて、「それ以上怒らないで」「厳しくしないで」
と言っているのです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

飼い主がそばに来るだけでお腹を見せるような犬の場合は、
日頃から厳しい接し方をされているか、
飼い主がしょっちゅう撫でたり声をかけたりと構ってくるので、
落ち着かないかのどっちかですね。

 

飼い主への服従心を芽生えさせるためという名目で
仰向け抱っこをすることをすすめるトレーナーがいますが
かえって逆効果になります。

 

最近だと犬に安心感を与えるなんて言われてますけど、
それはどうなんでしょう?

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

リラックスポジションって言われてるやつですね。
確かに犬はリラックスすることでお腹を見せることはありますけど、
自分でリラックスした状態でやるヘソ天と、
人間におさえられて股の間に挟まれて押さえられるのとは全く違います。

 

人間に仰向け抱っこをされることが犬にとって本当にリラックス出来るなら、
初めてされたのであっても嫌がって暴れることはないはずだし、
その状態でリラックスできるように毎日毎日繰り返して教える必要もないはずです。

 

犬にあえて仰向け抱っこをする必要なんてありません。

 

 

ストレスなく暮らせるようになれば、
自然とリラックスしてお腹を出すようになります。

 

欠伸・目を細める=リラックス?

もう一つ、飼い主さんが勘違いしているシグナルで多いのが、
欠伸したり目を細めたりしているのを
リラックスしていると勘違いすることです。

 

頭の上から手を伸ばされて撫でられたり、マズル周りを撫でられたり、
隣にいる犬をずーーーっと撫でていたりすると、
多くの犬は欠伸をしたり目を細めたりします。

 

そういうの見ると、微笑ましいな~って思っちゃうんですけど、違うんですね。

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

飼い主さんは犬は撫でられるのが好きだと思ってるので、
撫でられて欠伸したり目を細めたりしている犬を
気持ちよくてリラックスしているんだと思うでしょう。

ぱっと見た限り、欠伸や目を細めるっていうのは
気持ちよく感じているように見えますもんね。

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

でも、多くの犬は必要以上に撫でられることを好みません。

 

わたしはいつも、犬を撫でるのは犬のほうから
「撫でて」と要求してきた時だけにするように、と言っているのですが、
多くの飼い主さんは日常的に犬を撫ですぎなんです。

 

 

飼い主さんに決して悪気はないし、犬が喜ぶだろうと思ってやっていることなんだろうけど、
それが犬にとっては日常の小さなストレスになってしまってるんです。

 

この小さなストレスが重なると、イライラしやすくなったり、
飼い主の手に過剰反応するようになったりと、
よくない行動が現れます。

 

 

うちの子は撫でられるとよく欠伸したり、
目を細めたりすることが多いな~と感じている飼い主さんは、
意識して開けんを撫でたり触ったりするのをやめてあげましょう。

 

誤解が「悪用」につながる

こういった誤解がカーミングシグナルの「悪用」につながることがあります。

 

どういうことですか?

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

犬とのコミュニケーション手段であるカーミングシグナルを、
犬に命令を聞かせ服従させるために使うようになってしまうんです。

 

目をそらすと相手の優位性を認めることになるからと、
犬と一生懸命にらめっこしてみたり、
カーミングシグナルは劣位の犬が優位の相手に対してやるものだからと、
せっせと犬がカーミングシグナルを出すようなことをやってみたり。

 

「カーミングシグナル」の本来の使い方とはかけ離れちゃってるんですね。

 

これらの悪用は「犬に優しい」だとか「犬の気持ちを尊重する」だとか
謳っているしつけ方法でもよくあることです。

 

一見、聞こえのいいことを言っているようでも、
そんな上辺だけのしつけ方法に騙されてはいけません。

 

そのつもりなく悪用してしまったら、
取り返しのつかないことになりますよ。

 

 

カーミングシグナルは「犬の言葉」

カーミングシグナルは犬とのコミュニケーションをとるために必要な「犬の言葉」です。

 

人間が犬語であるカーミングシグナルを使った時に犬がどんなに驚くか、
ルーガスは以下ように例えています。

 

長い間密林をさ迷い歩いていた人間が絶望の淵に立たされた時、突如として自分の母国語を耳にしたくらいの驚きである。

 

カーミングシグナルというものを初めて知った時、
道ですれ違った犬に対して、瞬きで挨拶してみたことがありました。

 

その時の犬の反応というのがまさにこんな感じで、
ぱっと勢いよく振り返ったかと思うとその場でじっと立ち止まり、じっと顔を見つめられました。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

「君、僕の言葉がわかるの!?」
って声が聞こえてきそうでしたね。

 

友人や、相談して下さった飼い主さんも、
ためしにすれ違ったよその犬にカーミングシグナルで挨拶してみると、
同じような反応をされたとよく聞きます。

 

犬たちは誰も自分の言葉を理解してくれない中で生活してるってことですね。

 

誰も言葉を理解してくれず、意思の疎通が出来ないというのは、
さぞ心細いでしょうし不安でしょう。

 

 

わたしもオーストラリアに行った時、英語は多少出来たとはいえ、
完全な意思疎通が出来るわけじゃなかったので、
同じ人間相手で身振り手振りで何とか通じたとはいえ、
密林とまではいかなくてもやっぱり不安で心細かったです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

犬の言葉を理解するっていうのは、犬と共生するために必要不可欠であり、
犬の気持ちを理解する第一歩です。

そのためにも、カーミングシグナルを正しく理解して、
正しく活用することが大事なんですね。

 

次回は、犬のシグナルや表情から犬の気持ちを読み取るコツをお話します。
》表情を見て犬の気持ちを読み取ろう!のんちゃんのサンプル写真で解説

 

 

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

トゥーリッド・ルーガス著の『カーミングシグナル』もぜひ読んでみて下さい。
英語版のものがおすすめですが、訳すのが面倒だという人は、
日本語版でも十分勉強になります。


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