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前回の記事で「厳しいトレーニングをされても平気な犬はいない」ということをお話しました。
【詳しくはコチラ】
「厳しいトレーニングを受けて平気な犬なんていない」思い込みをやめよう
そういうと、こんな質問をいただくことがあります。
犬に優しいからと、ハーネスと3mリードで散歩しようとしたら、ハーフチェーンを使っていた頃よりも犬が興奮してしまったそうです。
「トレーナーに相談したら、ハーフチェーンはチョークチェーンと違って、犬に痛みを与えるものではなく、
犬をコントロールするためのものだと言われました。
犬はコントロールされると落ち着き、安心する、ハーネスにロングリードでは自由がありすぎて犬が不安になる。
犬に優しいやり方は、合う犬と会わない犬がいると言われました」
と、その質問には書いてありました。

この方は別に批判されているわけではなく、純粋な意見交換といった感じだったので、
わたしとしても違う意見を持つかたがどういう考えでいるのか、すごく参考になりつつやり取りさせてもらいました。
今回は、このトレーナーに言われたっていうことに対する反論と、
「犬に優しいやり方が合わない犬もいる」っていう考えについてお話します。

結論から言うと、犬に優しいやり方が合わないのは、犬じゃなくて飼い主なんですよね。
目次
反論1:ハーフチェーンもチョークチェーンも結果は一緒
まず説明しますと、チョークチェーンというのは、全体が鎖になっていて、
犬もしくはハンドラーが引っ張ると犬の首が絞まる構造の首輪のことです。
対するハーフチェーンは、首輪の3分の1くらいが首が絞まるチェーンになっているものです。
チェーン状でない部分がストッパーになるから、チョークチェーンのように、
引っ張ったら犬がショックで気絶するほど首が絞まることはありません。

でも、リードを引っ張ったら首が絞まる、という結果は同じです。
何度かお話しているけど、ハーフチェーンもチョークチェーンも、
普通の首輪であっても、首というデリケートな部分に衝撃がかかることで、
頸椎がずれてヘルニアになる恐れがあります。
ハーフチェーンだから犬に優しい、ってことは絶対にないんです。

犬の首は強く出来ているから少しくらい衝撃を与えても大丈夫ってトレーナーもいますね。

首が強く出来ているのは、そこが犬にとってもとても大事な部分だからです。
そもそも、犬が気絶するほどの衝撃が、少しくらいの衝撃であるはずがないですよね。
例え飼い主に首を絞めるつもりがなくても、犬が少し速足になったり、
何かにびっくりして飛びのいたりしたり、リードが絡んだり、
不足の事態が起こった時に犬の首を絞めてしまうことがあります。
こういったことはどんなに気をつけていても、散歩をしていれば普通に起こるので、
そのたびに犬をヘルニアの危険にさらすことになります。
こうした理由から、わたしはハーネスを使うようにしたし、相談して下さる飼い主さんにもおすすめしてるんです。
ハーフチェーンを使うと興奮度が下がる?
質問して下さった方は、トレーナーから「犬の興奮度を下げるように」と言われたそうです。
これにはわたしも賛成です。
この方の愛犬は日常的に興奮度が高くて、散歩中も常にリードが張っている状態なんだそうです。
でも、このトレーナーはなぜか、興奮度を下げるためにハーフチェーンを使うようにと指示を出したそうです。
ハーフチェーンを使うと、犬の興奮度が下がるんですか?

そもそも、興奮度が低い犬は、ハーネスだろうがハーフチェーンだろうが、
ノーリードだろうが落ち着いて歩くんですけどね。
ハーネスは首輪と違って、衝撃がかかっても体全体に分散するから、着けている感が少ないんです。
着けていないかのように感じると興奮してしまう、つまり首にテンションがかかっていない状態だと興奮してしまうっていうのは、
「引っ張ると首が苦しくなるから、それが嫌なら大人しくしてろ」
っていうこっちの脅しに、犬が反応してるってことになります。
つまり、チェーンをつけると大人しくなる犬っていうのは、
決して落ち着いているわけではなく、脅しに怯えてるだけなんです。
本質的に犬に優しくないやり方です。
この方法をやっていると、飼い主と犬との間に信頼関係なんて築けません。
リードを放してしまえば犬はどこかに逃げていくか、あるいは逆に無気力になって
その場でうずくまってしまうでしょう。
そんな犬にこそ、ハーフチェーンではなく、ハーネスとロングリードが必要なんです。
反論2:自由があると不安になるのは犬ではなく飼い主
犬は自由があると不安になり、人にコントロールされることで安心し、安定する。
わたしは学生時代に座学でこんな風に教わったんだけど、その時から不思議でなりませんでした。
犬はコントロールすることで安心するっていうのは、犬に対する支配を正当化しているに過ぎないんです。
100年ほど前まで、女性に自由を与えたら何をするかわからない、などと言われて参政権すらありませんでした。
女性だけでなく、奴隷、有色人種、子ども、障碍者…
歴史上、こういった社会的弱者にはコントロール、つまり圧倒的強者による支配が必要だと
長らく主張されてきたんです。
自由を与えればとんでもないことになるって考えられていたんです。

長い間自由を奪われてきた者たちが自由を得たら、何をするか予測不能で恐ろしかったんでしょうね。

支配していた自分たちに刃向かってくるって考えたのかもしれません。
ま、そんなの当たり前のことだけど。
わたしはこれと同じ類の考えが、「犬に自由を与えてはいけない」っていう考え方にもあると思います。
そもそも、犬も猫も、その他の動物も、何者にも支配されない自由な存在として
生まれたんじゃないんでしょうか?
彼らが生れながらに持っているはずの自由を勝手に取り上げたのは人間なんです。
なので、再び自由を得たら、喜んで走り回るのなんて当たり前じゃないですか。
質問して下さった方の愛犬が、ハーフチェーンからハーネスにしたら興奮するようになったのはそのせいです。
確かにその時、犬は興奮するだろうけど、そこでまたハーフチェーンを使って興奮度を下げようとしたら意味がありません。
犬には思う存分、自由を味わってもらいましょう。
【犬に最大限の自由を保証する方法】
犬に本当に必要なしつけとは?教えるのは「最小限のルール」だけでいい
反論3:優しいやり方が合わないのは犬ではなく飼い主
ハーフチェーンを使わず、犬に最大限自由を与え、コマンドなしで生活し、
犬の意思を尊重する、犬に優しいやり方が合わない犬もいるんじゃないか、とのことですけど。

わたしが思うに、犬に優しいやり方が合わないのは、犬ではなく飼い主です。
犬の身になってみれば、朝から晩まで命令されっぱなしで、散歩なんてちっとも楽しくなくてむしろ首絞められて地獄な状態よりも、
最大限自由を保証されてうるさく命令されることもなく、好きなことが出来るほうがずっといいはずです。
犬のことを考えた、本当の意味で犬に優しいやり方が合わない犬なんていないんです。
でも、犬を支配したい人、犬に完ぺきに言うことを聞かせたい人には、犬に優しいやり方は合わないんです。
そもそも犬に優しいやり方っていうのは、人間の快適さに配慮したものじゃないですからね。
そういう人にはこの「まったり犬育」も合わないでしょう。
また、上手くいかないと感じる人の中には、中途半端に真似してしまって、
細かい部分がまったく出来ておらず自分のいいように解釈してしまっているがために、
失敗してしまうというパターンが多いです。
中途半端な気持ちで手を出して、中途半端に実行して、途中でやめるっていうのは絶対にやめて下さい。
犬に優しいやり方は全ての犬に通じる
犬のためを考えた、本当の意味で犬に優しいやり方は、全ての犬に通じるものです。
あの方法は合わない、この方法は合わないっていうのは、犬に合うか合わないかではなく、飼い主の都合です。
犬には優しいやり方なんだけど、わたしにはちょっと難しくて出来ないとか、
これはわたしの考えと違うから合わないとか。

自分の都合や、出来るか出来ないかばかり考えて、本来のしつけの対象である犬のことを全く考えられていないんです。
だから平気で、チョークチェーンで犬の首を絞めろとか、毎日1時間仰向けにして押さえつけろとか、言われるようになるです。
ネットにも本にも、膨大な数のしつけ方法があるけど、その多くが犬のためではなく飼い主の利益のみを考えたものです。
飼い主にはやりやすく、効果的に見えるけど、犬にとっては迷惑極まりないんです。
自分のやりやすさや利益、簡単かどうかや時間がかからないかなどではなく、
「犬に優しいかどうか」これだけを考えて下さい。

犬のしつけは犬のためのものなんだから、犬に優しいやり方であるに越したことはないですよね。
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