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「もう二度と愛犬を叩きたくない!」
愛犬を叩いたことがあるという人は、必ずそう思うことだと思います。
むしろ、必ずそう思って欲しいものです。
だけど、愛犬を叩くっていう行為は、繰り返してしまうことが多いものです。
ずいぶん前だけど、TwitterのDMでこんな質問を受けました。
「わたしは今まで何度も愛犬を叩いてきました。
そのたびに二度と叩かないと思うのですが、カッとなってまた叩いてしまいます。
二度と愛犬を叩かないでいるためにはどうすればいいですか?」
ちょっとしたことでイラっとして、愛犬を叩いてしまうという飼い主さん
それが日常になってだんだん罪悪感がなくなってしまうっていう飼い主さんを
これまでたくさん見てきました。
そういう人からたくさん相談も受けてきました。
叩いたその直後は「また叩いてしまった…わたしってなんて最低なやつなんだろう…」と落ち込み、
「もう二度とやらない」と誓うのだけど、喉元過ぎればなんとやらで数日後にはまた叩いてしまうんです。

数年前までわたしもそうでした。
仕事のストレス、イライラのせいで、のんちゃんがちょっとでも気に入らないことをしたり、
言うことを聞かなかったりすると、怒鳴りつけてました。
叩いたってことはないけど、叩くフリはよくしてのんちゃんを脅かしてました。
そのせいで、のんちゃん、叩かれたのは1回なんだけど、今でもわたしが急に手を振り上げると、ビクッとします。
そんな日が1年くらいつづいたでしょうか。
その間のことってあんまり覚えてないんだけど、のんちゃんをよく怒鳴ってたってことは覚えてます。
愛犬を二度と叩かないでいるためには、まず叩いてしまう原因となる考え方を改める必要があります。
そして、犬が直接の原因でなく他にイライラする原因があるのなら、それを改善しないといけません。
何より大事なのが、「二度と叩かない」ということを強く誓い、守り抜くことです。
目次
叩いてしまう原因となる「考え方」
あなたはどんな時に愛犬を叩いてしまう、もしくは叩きたくなりますか?
たいていの場合、愛犬を叩いてしまうという飼い主さんに原因を聞くと、こんなことをおっしゃってます。
- 愛犬にバカにされた、見下されたような気がした時
- 愛犬が言うことを聞かない、癪に障るようなことをした時
この考え方自体が大きな間違いであり、犬を叩いてしまう原因になります。
まずはこの「考え方」を改める必要があります。
バカにされた・見下さた
「そんなことをしたら犬にバカにされる」
「飼い主は犬に見下されてはいけない、リーダーになるべき」
トレーナーやしつけ本はいまだにこんなことを口を揃えて言ってます。
オブラートに包んで、今では「犬に信頼されるような飼い主になれ」「犬が安心できる飼い主になれ」
なんて言ってることが多いけど、オブラートを剥がせば目指してるもの、根本的な部分は同じです。
そもそもなぜ、犬が人をバカにする、見下すなんていう考えになるのかっていうと、
パックリーダー論に基づく順位付けがつきまといます。
- 犬は群れをつくる生き物である。
- 群れには1位(アルファ)、2位(ベータ)、3位(ガンマ)というように確固たる順位付けがある。
- そのランキング構成には人間も組み込まれている。
といったような考え方です。

でも今では、1も2も3もすでに否定されているんです。
このパックリーダー論は犬の先祖といわれるオオカミの研究をもとにされたものだけど、
アルファ論を世に広めたデビット・メック博士が20年前にすでにこれを否定しています。
そもそも今わたしたちが一緒に暮らすイエイヌは順位付けの意識がオオカミよりもさらに希薄であることがわかってます。
犬は群れなんて作らず(同じ場所に複数の個体がいる「集団」はつくるけどそこに明確な順位はない)、
犬は人間を仲間として一緒に暮らすことはできるけど、同じ種類の動物としては見てません。
なので、例えランキングがあったとしても人間はその構成には含まれないんです。
自分とは違う種類の動物を、順位付けの構成に組み込むのは人間くらいなものです。
そもそも、ランキングなんてないんだから、馬鹿にする・見下すなんてことがあるはずがないんです。
他者をバカにしたり、見下したりするためには、自分と相手を比べて劣っているかどうかを判断する力が必要になります。
でも犬は人間と違って、自分と他者を比べることはしないし、ましてや劣ってるか優れているかなんて比べることもありません。
犬は、犬相手でも人間相手でも能力の優劣ではなく、そのままを受け入れてくれます。
そんな純粋な犬相手に、「馬鹿にした」「見下した」と行動の一つ一つに目くじらを立てるなんて、
「人間ってなんてみっともないんだろう」って、もし犬が飽きれるということがあるならとっくに呆れて、見放しているはずです。
【パックリーダー論について詳しくはコチラ】
わたしが「パックリーダー論」を否定する理由と根拠
言うことを聞かない・癪に障ることをする
犬が人間を「馬鹿にする」「見下す」と思っていると、犬が言うことを聞かなかったり、人間の癪に障ることをした時に、
人間は自尊心を傷つけられたと感じます。
この「自尊心」ってやつがやっかいで、人はだれしも「自尊心」を持ち、他者から「尊敬」されることを望んでいます。

そもそも、犬を好んで飼うような人は、「自尊心」が高いと言われていますからね。
そして、だれかから馬鹿にされたり、見下されることはとても不快で恥ずかしいことなんです。
刑務所の囚人に、殺人や暴行の理由を聞くと、「相手に見下されたから」といった答えが返って来ることも少なくないと言います。
犬に対して暴力を振るってしまう理由も、この「見下された」つまり「自尊心を傷つけられた」という感情が
影響しているのではないでしょうか。
「コイ」と呼んだのに来なかったり、「放せ」と言ったのにくわえているものを放さなかったり。
何度もいけないことだと教えたのにテーブルに足をのせてみたり、飛びついてきたり、あるいは唸ったり噛んだり。
そういう時に、人は犬に自分の「自尊心」を傷つけられた=馬鹿にされた・見下されたと感じ、叩くという暴力に出るのです。
【自尊心と暴力の関係】
犬に暴力を振るう原因は「自尊心」にあり!
犬は自分の言うことを聞くものだと思っている
では、なぜ犬が言うことを聞かなかったり、自分の癪に障ることをしたり、反抗的な態度をとったりすると、
「自尊心を傷つけられた」と感じるのでしょうか。
それは、犬は自分の言うことを聞いて当たり前だ、と思っているからです。
「どんな時でも犬は飼い主の言うことを聞かなければならない」
「そのためには犬に信頼されるリーダーにならなければいけない」
わたしが学生時代に研修に行った訓練所のトレーナーは、いまだにこんなことを言ってるようです。
昔ながらの職人気質のトレーナーは、今でも堂々とこんな時代遅れのことを言って、実際に犬に厳しいトレーニングをして
従わない場合は体罰を与えることも珍しくないです。
でも、この「犬は人間の言うことを聞くもの」という考えを改めない限り、犬に対する暴力はなくなりません。
そう思っているからこそ、犬が言うことを聞かなかったり、癪に障ることをしたり、反抗的な態度になった時に、
バカにされたとか見下されたとか、ありえないことを思ってしまうんです。
犬の自由を認めたら犬が支配者になるとか、人を見下すようになるとか、なんだかとんでもないことが起こるかのような言い方をされています。
犬は自分では何も考えられないから、人間が全て指示を出してあげなければいけないとか、バカにしているのはどっちだって思いますよね。
でも、犬はこれっぽっちも人間を支配しようだなんて思ってません。
言うことを聞かないとか、噛んだりっていうのは、人間側の配慮が足りないせいです。
犬は本当によくできた人格者なので、人間の多少の横暴は許してくれます。
でもその優しさにつけこんで、人間が身勝手なことをして、犬の気持ちを無視し続けていると、犬だって自分の身を守るために
反撃せざるをえなくなるんです。
呼んでも来ないのは、ただ単純に「行きたくないから」です。
それか「オイデ」の意味がわかってないんです。
いたずらをしたり破壊行動をしたり、散歩中に引っ張ったりなどするのは、日常生活にストレスがあるからです。
唸ったり噛んだりするのは犬の防衛本能です。
犬が、あなたから身を守らなければいけないと思うようなことを、あなたがしてしまっているのでしょう。
では、今までルールや命令でがんじがらめにされてきた犬に、最大限の自由を保証したらどうなるでしょう。
だれかが言い出しいまだに多くの人が信じているように、犬が人間のリーダーになってしまうんでしょうか。
自由を得た犬はやりたい放題、家の中は大惨事になるのでしょうか。
そんなことはありません。
自由を得た犬は、はじめは興奮して走り回るかもしれないけど、だんだんと落ち着いて穏やかな顔になり、
日がな1日寝ているようになります。
飼い主が何も言わなくても自分で正しいことができるようになって、飼い主に対しても寛容で、
精神的に安定した、一緒に暮らすのが楽な犬になるんです。
人間の言うことを全ては聞いてくれないけど、意思の疎通ができるようになります。
その方が、犬は犬らしく暮らせるんですよ。
【犬の自由について詳しく読む】
犬に本当に必要なしつけとは?教えるのは「最小限のルール」だけでいい
「犬に対する考え」を改める
- 犬が人間をバカにする、見下す
- 言うことを聞かない、癪に障ることをする
- 犬は人間の言うことを聞くものだ
こんな間違った「犬に対する考え」は今すぐ改めましょう。
特に、犬は人間の言うことを聞くものだという考えをやめれば、自然と、犬にバカにされたとか見下されたとかも思わなくなるし、
言うことを聞かなかったり癪に障ることをするのも犬のせいではないとわかるようになります。
犬は人間に従うものという考えを今すぐ捨てましょう。
そして、犬を思い通りにコントロールしようとするのをやめましょう。
犬は人間の最良の友と言われています。
「友」というのは対等な関係のはずですから、命令したり、コントロールしようとする必要はないはずです。
思いやりを持って接し、配慮してあげれば、犬も同じように接してくれます。
飼い主にリスペクトされ、信頼されて育った犬は、人を困らせるようないわゆる「問題行動」はしないものです。
そして飼い主も、「友」を叩くようなことはなくなるんです。
「二度と叩かない」と誓う
考えを改めることも大事だけど。
何より大事なのは、愛犬を二度と叩かないと、自分自身で強く決めることです。
決めるというより、誓って下さい。
だれに対して?
それは、目の前にいるあなたの愛犬です。
「叩くたびもうやらないと思うんだけど、なかなかできなくて…」
とか言われるけど、甘ったれんな。

自分でそう決めたんだろ、だったら最後までやり通せ。
考え方を改めるのは時間がかかることもあるけど、自分で決めて実行するっていうのはすぐにできるものです。
明日からと言わず、今すぐ始めて下さい。
暴力というのは人間の本能的な部分があるので、一度やってしまうと二度とやらないっていうのは難しいものです。
子どもに対する虐待やパートナーへのDVと同じです。
でも、難しいとかなんとか言ってる場合じゃありませんよね。
愛犬との関係が修復不可能になる前に、飼い主であるなら今すぐやるべきなんです。
それから、愛犬に対するイライラが直接の原因ではなくて、仕事や家庭環境など別のことが原因でストレスになって、
愛犬に対する暴力につながってることもあります。
そういう場合は、まずそれを解消することも急務になります。
「わたしには無理だ…」
「できるわけない…」
とか言う前に、まずはやってみて下さい。
1ヶ月やらないでいることができれば、その後もつづけられるでしょう。
わたしは6年前に、「二度とやらない」と誓ってから、一度ものんちゃんを叩くことなくここまで過ごすことができました。
毎日わたしに暴言を浴びせられていて、すっかりストレス犬になっちゃってたのんちゃんも、今では毎日寝て過ごし、
とても穏やかで落ち着いたまったり犬になっています。
時間はかかるけど、毎日つづけていれば必ずいい結果に繋がります。
少しでも、あなたの愛犬と、あなた自身が、穏やかに過ごせるようになることを願っています。
【愛犬にイライラしない方法はコチラ】
愛犬にイライラしないための5つの方法
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