まったり散歩実践編:呼び戻しを練習しよう




散歩マニュアル

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前回に続き、今回はお散歩マニュアル第3弾です。

 

 

今回は実践編、呼び戻しの練習についてお話します。

 

まったり犬育ではコマンドは一切使わないように、
というお話をしましたが、唯一必要になるのが
この呼び戻し「オイデ」というものです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

でも、わたしが使う「オイデ」はトレーニングによく見られるような
コマンドとしては使いません。

 

行ってはいけない方向に犬が行こうとしている時、
少し離れすぎてしまったかな?という時に、
「こっち行かない?」という交渉・合図としてのみ使います。

 

まったり散歩ではこの「オイデ」さえできればそれで充分です。

 

 

まったり犬育での呼び戻しとは

通常、呼び戻しっていうと、座らせた犬の正面に立って、
毅然とした態度で呼んで犬を来させ、正面に座らせるか左側にツケをさせる、
っていうのをイメージする人が多いと思います。

 

でも、これは日常生活では全く実用性がないもので、
教える意味のないものだとわたしは思ってます。

 

まったり犬育でいう呼び戻しとは、
「こっちに行こう」という交渉・合図のことを指します。

 

コマンドで使うのとどう違うんですか?

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

交渉ですので、犬が交渉にのってくれなくてもいいし、
コマンドではなく合図なので、犬がすぐに反応しなくても、
必ず来る必要もないんです。

 

別に正面に座ってくれなくてもいいし、ツケもしなくていい。

 

ただ、飼い主が行く方向になんとな~くついて来てくれればそれでいいんです。

 

 

犬は人の声や体の動きをよく見ているので、呼ばれたらなんで呼ばれたのかを考え、
行く必要があればちゃんと来てくれるし、必要がないと判断すれば無視することもあります。

 

落ち着いた犬と普通に生活していれば、呼び戻しを使う機会はほとんどありません。

 

お散歩は基本、犬が行きたいところについて行ってあげますし、
家ではそこら辺で寝ているので、呼ぶこともないからです。

 

もちろん、他人の敷地や危ないところに行きそうになって、
どうしても呼び戻しが必要になることもあります。

 

リードを放していて、そろそろ帰ろうという時にも必要です。

 

むしろ、おやつや罰を使いながら、何度も従来の呼び戻しのトレーニングをしている方が、
犬が逃げたりした時に呼び戻し使わざるをえないことが多いんですが、
そういった犬はほとんど場合、呼び戻しには反応しません。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

常におやつを使っているなら、おやつがなければ戻らないのは当たり前だし、
罰を使うような人のところには呼ばれたって行きたくないですからね。

 

なので、まったり犬育ではおやつを使うこともなければ
罰を使うこともありません。

 

犬に通じるボディランゲージと、声による合図だけで呼び戻しを教えます。

 

 

まったり犬育の呼び戻しの練習方法

使うのはハーネスと3m以上のロングリードです。

 

これを犬に装着し、犬が落ち着いて歩ける、人も犬も車も来ない、
草や木がたくさんある自然たっぷりの場所で、ゆっくりとお散歩します。

 

歩いている時にリードが張ったら、リードをしっかりと固定して、立ち止まります。

 

そして、頭と体全体を行きたい方向に向けます。

 

犬がこちらを見た瞬間にタイミングよくその方向に歩きだします。

 

なかなかこっちを見ない犬は「オイデ」の合図を出してあげてもいいです。

 

その合図に反応して犬がこっちを見た瞬間に歩きだします。

 

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

長い間、強制訓練を受けていた犬は「オイデ」とか「コイ」に対して悪い印象を持っていることが多いので、
何か別の言葉にしたり、舌打ちなどの合図に変更した方がいいですね。

 

犬が一緒に歩いてついて来てくれたら、軽く「いい子」と小さな声で言いましょう。

 

必ず犬を来させようとは思わないで、「ねえ、こっちこっち」という軽い気持ちでやった方がいいです。

 

反応が少し遅れたり、犬がにおい嗅ぎをしていたりしてなかなか来なくても別にいいのです。

 

そういう時は、犬の「ちょっと待って」を聞いてあげて、
少し間をおいてからもう一度「オイデ」と言うと案外聞いてくれますよ。

 

 

このボディランゲージを使った方法は、犬が他の犬を迎えに行く時に使う方法です。

 

離れたところにいる相手の犬の脇に立って、「いっしょに行こう」と頭と体をそちらの方向に向けて誘うのです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

犬が使う方法なので、人間がこれをやってあげるととても伝わりやすいですよ。

 

 

のんちゃんとるーこの呼び戻し【動画】

ここで、のんちゃんとるーこの呼び戻しの練習動画です。

 

まずはのんちゃん。

動画では最後にわたしの横にツケをしてしまっているけど、
いつもはわたしが行こうと言った方向に、なんとな~くついてくるだけです。

 

カメラを出しているせいでちょっと緊張させてしまいました。

 

のんちゃんは舌打ちにも反応してくれるので、舌打ち編。

舌打ちしてからのんちゃんがやって来るまでに一瞬の間がありますが、
こういった時にしつこく呼んだり、きつい口調になっちゃダメです。

 

犬の「ちょっと待って」を聞いてあげましょう。

 

続いてるーこの呼び戻し。

カメラが気になってなかなかわたしから離れなかったうえに、
離れてもすぐ振り向いちゃうので微妙な動画ですが。

 

るーこもわたしがカメラを構えているので興奮気味です。

 

 

動画なのでわかりやすいように「オイデ」とか舌打ちとかの合図を使ってますが、
普段は2頭ともリード固定だけでこっちを見てくれるのでボディランゲージしか使いません。

 

そもそもあまりリードが張ることがないので、呼び戻しを使う機会がなかったりします。

 

 

「オイデ」の練習はしない

よく、どんな時でも「オイデ」に即座に反応するかどうかを確かめるために、
1日に何度も、これといって用もないのに犬に「オイデ」と言ってわざわざそばまで来させる、
という練習をしている飼い主さんがいます。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

でも、この「オイデ」の練習は本当に無意味だし、
逆に呼ばれても犬が来ないという事態になりかねません。

人間だって、呼ばれたから行ったのに「呼んだだけ~」が続いたら、
その人のところには行かなくなりますよね。

 

犬は頭がいいですし、人間のことをよ~く観察しているので、
表情や声のトーン、雰囲気から、今は行かなければいけないのか、
緊急性があるのかどうかをきちんと判断しています。

 

なので、わざわざ練習なんてしなくても、すぐに来て欲しい!
という時に呼べばほとんどの犬はちゃんと来てくれます。

 

自分で判断して呼ばなくても必要な時にはそばに来てくれることもあります。

 

逆に、いつも呼び戻しのトレーニングをしつこくされている犬は、
呼ばれればちゃんと行きますが呼ばれない限り飼い主には見向きもしない、
ってことがよくあります。

 

犬を呼ぶのは本当に必要な時だけです。

 

用もないのに何度も呼んだりするのはやめましょう。

 

呼んだ後に嫌なことをしない

爪切りや足拭きをする時に、犬を呼びよせて捕まえてからやる、
という飼い主さんは多いです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

よく、そういった飼い主さんから「犬が呼んでも来ない」という相談を受けますが、
「そりゃそうだろ…」としか言いようがないんです。

 

「オイデ」の意味をわかっているはずなのに呼ばれても来ない、という犬の多くは、
呼ばれてせっかく飼い主さんのところに行ったのに、その後嫌なことをされた、悪いことが起きた、
という経験をした子がほとんどです。

 

呼ばれて行ったら最後、必ず面倒な用事を頼んでくる上司に呼ばれたら、
誰だって聞こえないフリしちゃいますよね。

 

爪切りや足拭きなど、犬が嫌がりそうなことをする時は、
呼び寄せて捕まえるのえはなく、犬がリラックスしている時に、
犬が嫌がらない範囲から始めて嫌がる前にやめてあげる、
というのを繰り返して慣れさせてあげましょう。

 

 

犬がそばにいて安心出来る飼い主になろう

「オイデ」と呼べば喜んで来てもらえるような、また、呼ばなくても犬のほうからそばに来てもらえる、
そんな飼い主になるには、犬に好かれる必要があります。

 

そのためには、この人は嫌なことはしない、と犬に安心してもらわないといけません。

 

普段から、強い口調や厳しい態度で接したり、何かを強制したり、
物を取り上げたり、足拭きやブラッシングを無理やりやったりなど、
犬が嫌がることをしないように配慮しましょう。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

犬が嫌がることには、多くの飼い主さんがやりがちな、頭をなでるとか、
そばを通るたびに触るだとか、何かと声をかけて話しかけるなど、
愛情表現のつもりでやっていることも含まれていることがあります。

 

「犬は喜んでいる」という思い込みはやめて、何をすると犬は嫌がっているのか、
客観的に判断できるようになりましょう。

 

 

最後に

こんな感じで、ゆるくゆる~く、教えていきます。

 

型にはめてきっちりやる必要はないです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

日常生活で困らなければそれで充分ですね。

 

オンリードで出来るようになれば、ノーリードでも飼い主さんのことを気にしてくれるようになるので、
同じようにボディランゲージと声の合図だけで戻って来るようになります。

 

また、この呼び戻しがまったり散歩の練習の方法そのものに近いので、
これが出来ればまったり散歩の90%は出来たようなものです。

 

今回のポイントは以下の通り。

 

  • 「オイデ」はコマンドではなく交渉・合図として使う。
  • 犬の「ちょっと待って」を聞いてあげる。
  • 練習のために用もないのにしつこく呼ばない。
  • 呼んだ後に嫌なことはしない。
  • この人は嫌なことはしないと犬に安心してもらう。

 

このポイントを大事にして練習してみて下さい。

 

次回は、まったり散歩の呼び戻しに続いて、「ツケ」の練習についてお話します。
》まったり散歩実践編:ゆる~いツケで歩こう
 

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