まったり散歩実践編:ハーネスとロングリードを使おう




散歩マニュアル

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前回に引き続き、まったり散歩マニュアル第5弾です。

 

 

今回は、まったり散歩に欠かせないハーネスとロングリードについてです。

 

犬の散歩の時には首輪とリード、という考え方がいまだに一般的でしょう。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

ペットショップでも、子犬を飼う時に一緒に買うことをおすすめされるのは、
ハーネスではなく首輪です。

 

首輪のほうがしつけがしやすいとか、犬が言うことを聞きやすいとか、
そんな理由で首輪をすすめたり、中にはチョークチェーンなんかをすすめるトレーナーもいます。

 

すでに散歩中の引っ張りがある犬には、それを直すためにチェーンを使うトレーナーも多いです。

 

でもわたしは、問題があろうとなかろうと、全ての犬にはハーネスとロングリードを使うべきだと考えています。

 

その方が犬に優しいし、ストレスや苦痛なく散歩をしてもらえるからです。

 

散歩中の犬の自由を最大限保証するには、ロングリードが不可欠です。

 

そこで今回は、特に首輪を使うことの問題点と、ハーネスとロングリードを使うべき理由を詳しくお話します。

 

 

犬のためを思うならハーネスを使おう

わたしは犬には必ずハーネスを使うようにしています。

 

でも、質問サイトでハーネスについて聞いた人への回答や、トレーナーさんの意見を聞くと、
ハーネス否定派の人ってけっこう多いんですよね。

 

ハーネス否定派の人の主な意見はこんな感じ。

 

  • 首輪のほうが操作しやすい(操作って何やねん)
  • ハーネスだと引っ張り癖がつく
  • しつけのためにはチョークチェーンやハーフチェーンのほうが効果的

 

ネットを見ていたらハーネスは骨格をゆがめるなんて書いてる人もいましたけど、
どこからそんな話が出てきたんでしょうね。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

細い紐状のハーネスを使って思いっきりガンガン引っ張って歩かせていれば歪むかもしれないけど。

それだったら首輪で同じことをしたほうがダメージは大きいですよね。

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

体の中でもっともデリケートな部分である首に集中的に圧力が加わるわけですからね。

 

首の周辺には重要な神経が集まっているので、そこに何度も圧力が加わることで、
神経が傷つくことがあるんです。

 

だから、幅が広くて圧力を分散してくれるようなタイプのハーネスを使って、
引っ張らないように歩けるようにすることが、本当の意味で犬のためになるんです。

 

 

また、首輪のほうがしつけがしやすいとか、しつけに向いてるとか言う人もいます。

 

方向転換する時なんかに、リードをチョンっと引いて指示を出すんです。

 

わたしもこの方法を、犬にチョークチェーンをつけてしつけるやり方で教わりました。

 

でも、いちいちそんなことで首に負担をかけるのってどうなんでしょう。

 

自分がもしこんなことされたら、って考えてみて下さい。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

口で言えよ!って思いません?

犬もきっと同じ思いですね。

 

だったら、ボディランゲージと「オイデ」か舌打ちの合図で伝えてあげたほうが
犬に優しくわかりやすいのではないでしょうか。

 

首輪に限らず、犬にわかりやすい合図を使えば、ノーリードの時にも伝えるようになります。

 

しつけってこういうことを言うんじゃないでしょうか。

 

犬の健康上への問題がある

犬に首輪をつけた状態でリードを引っ張ると、目や骨、脳にまでダメージが与えられてしまいます。

 

犬の脊髄疾患の72%は外部刺激によるものです。
その犬たちの飼い主の91%がジャークなどでリードを引っ張ったことがあり、
攻撃性のある犬の79%に脊髄疾患があることが認められています。

 

わたしが研修してた動物病院にも、長い間リードを引っ張って散歩していたせいで、
帰還虚脱や頸椎ヘルニアになった子が通院していました。

 

引っ張らない犬や、飼い主さんがリードを引っ張らないって場合は首輪でもいいんですか?

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

そういう場合でもアクシデントはありますよね。

 

突然苦手なものに遭遇して走り出したりとか、他の犬に襲われるとか、
飼い主のリード操作が間に合わなくてリードが張ってしまうってことはあります。

 

チョークチェーンやハーフチェーン、ピンチカラーなんてもってのほかです。

 

普通の首輪でも危険なんですから、安全なハーネスを使ってあげましょう。

 

ジェントルリーダーやイージーウォークは使わない

「うちの子引っ張るんです」という飼い主さんに対して、犬に優しいと謳うトレーナーがすすめるのが、
ジェントルリーダーやイージーウォークハーネスといった引っ張り防止の補助具です。

 

確かにこれを装着しただけで、引っ張りが改善されたように見えます

 

犬に優しそうに見えるけど…

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

でもこれらの道具は、非人道的だとしてヨーロッパでは批判されていて、
使用を禁止する国もあるんですよ。

 

ジェントルリーダーもイージーウォークハーネスもアメリカ発祥なんですけど、
ここが「欧」と「米」の決定的な違いですね。

 

よく、「欧米では…」とひとくくりにされてしまいますけど、
犬に対する考え方だけで全然違います。

 

 

ジェントルリーダーは引っ張ると頭がぐいっと後ろに引っ張られて首がのけぞる構造になっていて、
犬はとても苦しい状態になります。

 

それに、首にも負担がかかるでしょう。

 

イージーウォークハーネスは、引っ張ると肩がぎゅっと固定されてしめつけられる構造になっています。

いずれにしろ、犬に不快感を伴うんです。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

わたしものんちゃんにイージーウォークを使っていたことがあるんですけど、
全然楽しそうじゃないし、歩きにくそうだし、しょっちゅう体をブルブルっとさせて嫌そうにするので、
すぐに使わなくなりました。

 

すぐに、お手軽に行動修正が出来るだなんて言っている道具は、
だいたいが犬に負担を強いるものが多いです。

 

犬に優しいなんて言ってる謳い文句にのせられてうっかり使ってしまうと、
事態をより悪化させることになりかねません。

 

 

3mリードを使う

まったり散歩でハーネスと同じく欠かせないのが、3m以上のロングリードです。

 

長さは別に3mでなくても、5mでも8mでもいいのですが、
市販の120㎝のものだと短すぎるので、最低でも3mのリードを使って下さい。

 

なぜロングリードを使うの?

なぜかと言うと、犬の自由を最大限保証するためです。

 

120㎝のリードだとすぐに張ってしまって、犬は十分ににおい嗅ぎも出来ません。

 

それに散歩の時は飼い主のそばにななとな~くいればいいだけなので、
あっちにこっちにフラフラ自由にさせてあげるには、最低でも3mの長さが必要なんです。

 

また、お散歩の時にも、リードが張ったら立ち止まり、緩んだら進み、というのを繰り返してもらうんですが、
短いリードだと一歩進んではリードが張って立ち止まり、せっかく緩んでも一歩進んでは立ち止まり、
ということになってしまいます。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

これじゃあ犬も人もストレスたまりまくりで散歩どころじゃないですね。

 

その点、リードに長さがあれば張るまでに余裕があるので、リードが緩んでいる時間も長くなるんです。

 

 

おすすめハーネス&リード

ハーネスは、幅広でクッション性のあるものの方が、引っ張りの時の圧力を分散してくれます。

 

バックルが体に直接あたるのを嫌がる子は多いので、その点も考慮してあげましょう。

 

ハーネスとリードが一体になっているようなタイプのものはおすすめしません。

 

サイズの調整も細かく出来るものがいいですね。

 

 

わたしが今、のんちゃんとるーこに使っているのは、「ComfortFlex」というハーネスです。


クッション性があって、幅広でバックルも直接当たりません。

 

サイズ調整も細かく出来ます。

 

頭からすっぽりかぶるだけで足を通す必要がないので、装着も簡単です。

 

のんちゃんはSMサイズ(胴回り58㎝)、るーこはXSサイズ(胴回り49㎝)を使用しています。

 

どちらも装着を嫌がったり、歩きにくそうということはないです。

 

ただ、マジックテープで胴回りを固定するようになっているので、その音を嫌がるようなら、
「JuliusK9(ユリウスK9)」や「innovator(イノベーター)」がおすすめです。



ユリウスは足を通す必要はないですが、イノベーターは足を通さないといけないので、
体を触られたり足を持たれるのを嫌がる子には装着が難しいです。

 

 

リードは、軽い素材でナスカンも軽いものを選んであげましょう。

 

特に小型犬は、リードが重いとそれだけで歩くのが大変で、
お散歩嫌いになってしまう子もいます。

 

わたしが使ってるのはこれ。


素材もナスカンもとても軽くて、なおかつのんちゃんのグイグイ引っ張りにも耐えてくれた丈夫なリードです。

 

 

最後に

今回ご紹介したポイントは以下の通り。

 

  • 首輪で何度も引っ張ると犬の健康に支障が出て来る。
  • イージーウォークやジェントルリーダーは使わない。
  • ハーネスは幅広でクッション性のあるものを選ぶ。
  • リードは3m以上、軽い素材でナスカンも軽く、なおかつ丈夫なものを選ぶ。

 

短いリードを首輪でお散歩していて、引っ張りに悩んでいる飼い主さん。

 

ハーネスとロングリードに変えてあげるだけで、引っ張りはだいぶ改善されます。

 

ハーネスとロングリードを使って、犬に優しいお散歩をしてあげましょう。

 

次回はいよいよ、まったり散歩の練習方法をお話します。
》まったり散歩実践編:まったり散歩の練習をしよう
 

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