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今回は、噛みつきがなおるまでの期間についてです。
噛みつきの相談を受けることも多いんだけど、その時に必ずといっていいほど聞かれることがあります。
「どれくらいでなおりますか?」
ってこと。

わたしは必ず「わかりません」って答えます。
そう答えるしかないからです。
愛犬の噛みつきで相談をくださる飼い主さんは「少しでも早くどうにかしたい!」という
気持ちが強いことがほとんどです。
だから、なおるまでの期間っていうのは気になるものなんだろうし、
ちょっとでも早く効果が得られるやり方を選びがちです。
その結果、犬の気持ちを無視したやり方をしてしまって、噛みつきをさらに悪化させてしまうことも少なくありません。

噛みつきというのはなおすのに時間がかかる行動です。
なおるまでの期間も、原因や噛みつくにいたるまでの経緯、噛みつくようになってからの期間や、
飼い主さんがどれだけストレスマネジメントを徹底できるかによっても異なります。
なので明確に「これくらいでなおります」ってお答えすることはできません。
じっくりじっくり犬と向き合って、少しずつ改善していくしかないんです。
では、噛みつきをなおすのにどんなことをしてあげればいいのか。
そこを押さえれば、なおるまでの時間は早くなるかもしれません。
噛みつきの原因を知る
噛みつきをなおすためには、まず犬がなぜ噛みつくようになってしまったのかを知る必要があります。
不安と恐怖
ブログでも何度かお話しているように、たいていの噛みつきの原因は「不安」「恐怖」によるものです。
保護犬の場合、かつて怖い目にあったことがあるのかもしれないし、
その時に悪い関連付けをしてしまったのかもしれません。
子犬を迎えたとしても、ブリーダーや親犬のもとにいる時に、嫌なことや怖いことへの対処法として
噛みつきを覚えた可能性もあります。

ペットショップで店員からぞんざいに扱われてた子犬は、飼い主さんから噛みつきの相談が寄せられることが多いように感じました。
多頭飼い崩壊の現場から助け出されたとある和犬ミックスの子犬は、保護された時は周りの大人の犬に噛まれて傷だらけでした。
そんな環境でも、他の兄弟犬は噛みつきがなく大人しい子もいたようだけど、
その子はちょっとでも気に入らないことがあったり、乱暴な接し方をされたりすると
ギャーと叫びながら噛みついてくる子でした。

同じような環境で育っても、行動にはそれぞれ違いがあるんですね。
叩かれたり、嫌なことを強要されたりして噛むようになる犬は多いです。
飼い主が当たり前にやっている、ブラッシングや足拭きのせいで噛みつきが出てくることも多いんです。
他にも、長時間の留守番やトレーニングなどで、不安やストレスが強いと犬は噛みつきやすいです。
のんちゃんもストレスマックスだったころは、ちょっとしたことで、というか、
何もなくても突発的に噛んでくることがあるような子でした。
犬が不安がったり怖がったり、ストレスの原因になるようなものを調べて、一つ一つ排除していく必要があります。
【犬のストレスの原因は?】
犬のストレスの原因一覧!あれもこれもストレッサーだった?
生活環境
噛みつきの原因としてもっとも重要なのが、飼い主の接し方も含む、広い意味での生活環境です。
ストレスが少ない環境を提供するということが大前提で、さらに一度噛みつくようになった犬の場合は、
その時と同じ状況を二度と作り出さないことが重要です。
一度噛みつきが出た犬を同じ状況におくと、二度、三度と噛みつくようになって、
噛みつきが定着してしまうんです。
犬は怖かったり不安だったりすると、態度でそれを示してくれます。
不安や恐怖の原因が飼い主にある場合は、舌をペロペロしたり顔を背けたりして、
「嫌だ、やめて」ってちゃんと伝えてくれます。

でも飼い主さんはそれに気づかないで犬が嫌がることをつづけしまうんです。
そうなると、唸り、空噛み、歯を当てる、軽く噛む、強く噛むというように、
だんだん「やめて」の行動が強めになっていきます。
犬によっては唸りからいきなり強く噛むこともあるけど、それでもはじめは
何かしらの友好的な手段で「やめて」を伝えているんです。
飼い主が犬の言葉に気づかないと、犬は常に噛みつきで対処するようになります。
以前は嫌がらないでやらせてくれていたことも、やらせてくれなくなります。

飼い主が聞く耳を持たない場合、そうして自分を守るしかないんですね。
こういう状況になりやすいのが、トレーニングの時です。
「リーダーになれ」というような訓練所やスクール(いまだに根本的にはこういうところが多いです)でトレーニングすると、
犬が嫌がっても「そこで負けてはいけない」なんて言われて、犬に無理をさせることになります。
専門学生時代のトレーナー講師は全員がこういう人だったし、「犬に優しい」を謳うパピー教室のトレーナーも
言ってることは全く同じです。
その結果、犬は自分の身を守って噛みつくしかなくなるんです。
その一方で、おやつを使たt理、いわゆる「陽性強化」をやってみたり、
「行動学に基づいたトレーニング」が優しいかっていうとそうでもないんです。
これもまた、噛みつきの大きな原因になるんですよ。
おやつがあると「ご褒美があるんだから少しくらい嫌なことしたっていいだろう」
ってだんだん犬に対する接し方がぞんざいになって、いつの間にか犬に無理をさせるのが当たり前になります。
その結果、おやつに悪い関連付けをして、おやつを持ってる人に噛みつくようになったって子がいました。

のんちゃんもいまだに、トレーニングで使ってたおやつは嫌いで食べようとしません。
他にも、可愛がっているつもりでグシャグシャ乱暴に撫でていたり、遊びのつもりで乱暴な接し方をしていたりと、
無意識の「乱暴」が噛みつきの原因になってることも多いです。
自分が今やっていることを犬はどう思っているか。
嫌がってないか、怖がってないか、乱暴になってしまってないか。
そういうことを客観的に見て判断する必要があります。
【無意識の乱暴についてはコチラ!】
愛犬の噛み癖や攻撃行動はあなたの無意識の乱暴が原因かも?
噛みつきを少しでも早くなおすには
噛みつきがどれくらいでなおるのか、明確な回答はできません。
以前相談を受けたイングリッシュコッカーくんは、子犬の頃からトレーニングされていて、
さんざん嫌なことをされて噛みつくようになりました。
おやつを山のように使う、いわゆる「陽性強化」のトレーニングで、
「犬に優しい」を謳った大手のスクール(調べたら専門学校時代の講師のスクールでした…)に行っていたそうだけど、
はじめは歯を当てる程度だったのがどんどん悪化して、壮絶な噛みつきになって、
とうとう飼い主さんの親指と人差し指の間の皮を引き裂いたそうです。
今のやり方じゃ悪化するいっぽうだと気づいて、いろいろ探した結果、
わたしのところに相談をくださったそうです。
相談を受けて、トレーニングを一切やめてもらい、毎日の足拭きも、ブラッシングも一切やらないようにして、
日常的にかまいすぎるのもやめてもらったらみるみる噛みつきがよくなりました。
以来、噛まれたって聞いたのは3回くらいしかなくて、その噛まれたのもお祭りの花火にびっくりしてパニックになったとか、
うっかりつま先を踏んでしまったとか、そういう状況でした。
噛んだ時も、自分ではっとして離すことができるようになったそうです。
時々写真を送ってくださるんだけど、目のクリっとした丸っこい顔の可愛い子で、
ストレスマネジメントを始めた頃の、力が入って目も顔も三角になってた頃とは大違いです。
いろんなことを話しかけてくれて、まだ時々癇癪を起すそうだけどそれすらも可愛いんだとか。
このケースでは、犬が嫌がることをせず、ストレスマネジメントを徹底できたことが、
なおるのが早かった大きな理由です。
時々、わたしがああして下さい、こうして下さいって言うのに対して、
あれは難しいからできない、これならできる、とやったりならなかったりって人がいるけど、
それじゃあなおりが遅くなるのは当たり前です。

それで文句言われたって責任とれませ~ん。
少しでも早くなおしたいなら「徹底する」ってことを徹底して下さい。
犬が許してくれるまでできることをやろう
気をつけていても、犬が寝ている時につい撫でてしまうとか、犬がくつろいでいるそばをバタバタ通るとか、
拾い食いしたものを取り上げるとか、そういうことを無意識にやってる人は多いです。
くわえているものを取り上げてたら噛むようになったって子は、飼い主が取り上げるつもりでなく、
例えば口元についたゴミをとろうと手を伸ばしただけで噛むこともあります。
こういう時、犬は顔を背けたり、のけぞったりしているけど、これが「嫌だ、やめて」のサインです。
でも飼い主さんは、くわえているものを取るつもりではないから、犬が嫌がってることに気づかないってことが多いんです。

例え噛まない犬でも、口元を触られることを嫌がる犬は多いので、
ゴミをとる時なんかも注意が必要です。
口元だけじゃなく、脚や背中などの汚れも、急に手でぱっと払うと犬は驚いてしまいます。
そういった瞬間に噛まれることもあるので、自分がやろうとしていることをやったらどうなるか、予測する力も大事です。
まったり犬育では噛みつく犬も噛まない犬も、常に気持ちよく過ごせるように配慮することが大事です。
はじめは噛まなくても、爪切りやブラッシングなどで噛むようになる子もいます。
これも飼い主さんが「どうしてもやるんだ」って使命感に燃えてたり、
「嫌がったからってやめてると犬がわがままになる」と誤解して強行することが原因です。
飼い主さん自身は強行してるつもりなんて全然ないんだけど、ちょっと横を向いて嫌がる、
くらいの時点でやめてあげないとそれは強行になります。
はじめっから噛む犬なんていません。
犬が噛むということは、あなたが噛まれるほと嫌なことを犬にしているということです。
すでに噛みつくようになってしまっている犬の場合は、しばらくの間苦手なことは全てやめて、
飼い主はもう不安や恐怖を与えないということを十分に理解してもらい、犬の心に余裕ができるまで待ちましょう。
一度壊れてしまった信頼関係を取り戻すのは難しいけど、人間なら関係修復できないことがあっても、
犬は待っていれば必ず許してくれます。
犬が許してくれるまでストレスマネジメントを徹底して、犬が嫌がることをしないで、
少しでも犬の気持ちを理解できるように努めながら、じっくりと待ちましょう。
【犬はストレスがないと20時間寝る?】
「犬にとってもっともストレスのない生活」とは?ストレスがないと20時間以上寝るらしい
【犬に嫌なことをしないとは?】
「犬の嫌がることをしない」の正しい意味
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