人間が犬役?犬の気持ちと「サーカスのゾウ」まずは知ることが大事




動物福祉

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今回は、犬の気持ちをよりわかりやすく理解するための動画をご紹介します。

 

犬の気持ちを理解しましょう、犬の表情からその時の気持ちを読み取れるように練習しましょうと、
ブログでも何度か言ってますけど、「難しい」「なかなか理解できない」という声が多いです。

わたしも、できるだけわかりやすく説明しようと思うんだけど、自分自身は感覚で理解してきた部分が大きいので、
なかなか伝わりづらかったりします。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

慣れるまでは犬の表情の変化を読み取ったり、さらにそこから気持ちを読み取ったりするのは難しいです。

 

そこで諦めてしまう飼い主さんが多いので、何とかわかりやすく、伝わりやすく説明する方法はないかな~と思ってました。

 

すると、つい先日、友人から面白い動画を紹介してもらったんです。

犬の表情や気持ちを理解するのにとてもわかりやすい動画だったので、今回はその動画をもとに犬の気持ちについてお話します。

 

 

犬を人間が演じている動画

今回ご紹介する動画は、アメリカの動物権利団体PETAが制作したもので、「It’s His Walk」というタイトルがついています。

直訳すると「彼の散歩」って意味になります。

タイトル通り、犬のための散歩なので、においを嗅いだり、草の上でゴロゴロするなど自由にさせてあげて、
危険なものからはちゃんと守ってあげましょうという内容をドラマ仕立てにしたものです。

 

面白いのは、犬役を人間が演じているところです。

 

まずはじめに悪い飼い主の例が出て来て、その後に良い飼い主の例が出てきます。

冒頭、悪い飼い主は犬が飼い主の気を引こうとおもちゃを持って来た時に、クレートに入れてしまうというシーンがあります。

その時の表情や気持ちも、人間が演じているので、同じ状況を犬を使って撮影した動画よりもわかりやすいです。

では、ご覧下さい。

 

まず、悪い飼い主はファッション雑誌を読んでいるけど、良い飼い主はPETAの会報を読んでいるところに笑ってしまいます。

飼い主の気を引こうとおもちゃを持って来た犬に対し、悪い飼い主は「NO!」と言って叱り、さらに犬がハイヒールをくわえてくた時点で
首根っこをつかんでクレートに入れてしまいます。

でも、良い飼い主はその場で少し犬と遊んであげています。

 

散歩の時も、出かける直前にかかってきた電話を、悪い飼い主はそのまま話しながら犬に意識を向けず散歩を続けるけど、
良い飼い主はすぐに電話を終わらせ、しっかり犬に意識を向けながら散歩をしています。

悪い飼い主は、散歩中に犬が道路わきのにおいを嗅ごうとするとリードを引っ張ってずんずん歩いて行ってしまいます。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

この時の犬役の人のシュンッとした顔がとてもわかりやすいのです。

 

良い飼い主は、犬がにおい嗅ぎをしたり、草の上で寝転んだりするのを自由にさせて、
犬の方をしっかり見ながら犬に合わせて散歩しています。

悪い例の時と違って、犬役のおじさんがどんなに嬉しそうな顔をしているか注目してみて下さい。

 

また、悪い飼い主の例では首輪をはめており、良い飼い主の例ではハーネスをはめています。

首輪をつけている時でもけっこう強めにリードを引っ張ってるように見えるので、犬役のおじさんが頸椎を痛めるんじゃないかとハラハラしてしまいました。

人間の首に首輪をはめて引っ張っているとこんなのハラハラするのに、犬の首に首輪がはまっているのは当たり前で、
それでリードを引っ張っても平然としていられるんだから問題です。

 

これはこれで面白いんだけど、まったり犬育で見てみるとちょっと違うなってところももちろんあります。

まったり犬育では、散歩の時はもっと長いリードでまったり歩きつつ、動画のような道路の脇の歩道は極力歩かないようにします。

時々立ち止まったり、犬がき興味を示したものに「あ、これ面白いね」と一緒に興味を持って眺めたりします。

「こっち行こうか?」とお互いに聞いたり、「あれ何の音だろう」と顔を見合わせたり、
もっとコミュニケーションもとるようにします。

 

動画のようにスケボーが現れた時は、見えた瞬間に回避を始めて、すれ違う時は人間が間に入って壁になり、
ガードしてあげる必要があります。

ご近所さんに会ったら、犬がよほど慣れている人でない限り、撫でないようにお願いします。

 

それにしてもこのPETAの動画はとてもわかりやすいです。

これ以外にも、犬のお手入れとか、日頃の接し方とかを人間が犬役をやって心の声を呟きながら表情を見せると、
犬の気持ちがわかりやすくなるんじゃないかと思います。

 

 

サーカスのゾウ「カレン」の一生

PETAの動画でもうひとつ、「Draw My Life」をご紹介します。

直訳すると「わたしの人生を描く」、タイトル通り、とあるカレンというゾウの一生を描いた動画です。

タイで生まれたカレンというゾウが、人間たちに捕まり、飛行機でアメリカに輸送され、サーカスのゾウとして「調教」されてゆく様を描いています。

 

見ているととても辛くなってくるけど、このように野生で暮らしてた動物を捕まえ、暴力を用いて芸を教え込み、
サーカスで芸をさせるっていうのはいまだに行われてることなんです。

動画の中で、ゾウのカレンはどんどん痩せて、やつれていきます。

 

サーカスのゾウ、見たことありますか?

動物園のゾウも同じだけど、テレビで見る野生のゾウよりも、明らかに痩せて、やつれて不健康そうに見えませんか?

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

何より目が全然違って、落ちくぼんで、暗い目をしてますよね。

 

動画の中でカレンは逆さまにされて、逆立ちの芸を教えられています。

以前、アニマルプラケットで見た番組ではまだ幼い子象の足をクレーンで吊るして逆さまにして、逆立ちの芸を教えていました。

子象がどんな過酷で見るに堪えない暴力を受けているかは、コチラ↓のサイトにも写真があります。
https://izismile.com/2010/09/23/how_baby_elephants_learn_tricks_24_pics.html

本当に見るに堪えない、見ていて心が痛くなるような写真ばかりですので、見るという方は心してご覧ください。

わたしは一度見たきりだけど、写真の暗い目をしている子象たちが目に焼き付いて離れません。

 

そして、動画の中でも説明されている、調教師たちが持っている棒。
ゾウ使いなどの動画を見ていると、みんな手に持っているのを見たことがあるって人もいるかと思います。

この棒は単なる棒ではなく、先がとがったフック状になっています。
アンカスと呼ばれる道具です。

調教師たちはこのアンカスを使って、動画のようにゾウの体に痛みを与えて芸を教え込み、思い通りに動かすんです。

アンカスは鋭く磨かれていて、ゾウに怪我を負わせるほどの痛みを与えなければいけないとされています。

ゾウの皮膚は厚いから少しくらいの痛みなら問題ないという人もいるでしょう。

でも、アンカスを使って暴力を受けながら調教されたゾウは、たいてい耳の上や額、鼻、肘に傷があります。

車にゾウを載せる際、耳にアンカスをひっかけて引っ張り、耳が裂けてしまったり、耳が腫れあがって炎症を起こしてしまうこともあるんです。

実際に、サーカスのゾウは耳が裂けていたり、ボロボロになっている子も多いんです。

もし、サーカスでゾウを見る機会があるという人は、ぜひ注目してみて下さい。

わたしも、小さい頃一度だけサーカスでゾウを見た時、なんであんなに耳がボロボロなんだろうと思ったことがあります。

耳だけでなく、動画のカレンのように、アンカスで体中ひっかけられて傷だらけになっているというサーカスのゾウは少なくないでしょう。

 

こんなことが行われているのはアメリカだけではありません。

日本でも、恐らく同様のことが行われています。

久しぶりに木下サーカスのHPを覗いてみたら、ゾウを始め、白いライオンやシマウマ、キリンなんかの写真が載っていました。

このサーカスではどのようにしてゾウなどの巨大な動物や、ライオンなどの猛獣に芸を教えているんでしょうか。

公演スケジュールを見ると、こういう動物を使った娯楽を、教育委員会や社会福祉協議会や子供会が後援していることがわかって、
日本の意識の低さに辟易してしまいます…。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

PETの動画には、サーカスのトラバージョンもあるので、ぜひ合わせてご覧下さい。

 

 

まずは「知る」そして「興味を持つ」

PETAはいつもわかりやすくインパクトがあるやり方で、多くの人間が動物に配慮し、
動物福祉に興味を持つきっかけを作ってくれます。

この動画のように、わかりやすい方法だと、興味を持ってくれる人も多いでしょう。

犬の気持ちにしろ、サーカスで行われている動物虐待にしろ、まずは知らなければ始まりません。

 

瀧沢かいるー
瀧沢かいるー

知ったことで興味を持ち、そこから色々調べて詳しくなっていくんです。
わたしもそうでした。

 

なので、まずは自分自身で知ろうとすることが大事です。

 

動物の気持ちがわかるようになったら、サーカスのカレンはどんな気持ちなんだろうと、想像もつくでしょう。
想像がついたら、いたたまれない気持ちになり、心が痛むことでしょう。

サーカスでロープで縛られ、逆さづりにされている子象がどれだけ過酷で、辛い日々を送っているのかもわかるはずです。

遠い場所にいる動物たちでなく、自分のすぐそばにいる愛犬の気持ちもわかるはずです。

 

そうやって自分で動物の気持ちを想像していくと、だんだん表情の変化や気持ちを読み取ることができるようになります。

ぜひ、日頃からアンテナの感度を高くし、色んなことを知って興味を持ってみて下さい。

 

【動物を使った娯楽についてはコチラ】
動物を使った娯楽の舞台裏に思いを巡らせる

【犬の表情から気持ちを読み取る練習についてはコチラ】
表情を見て犬の気持ちを読み取ろう!のんちゃんのサンプル写真で解説

 

 

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